何社にもカードローン申込しているけど審査に落ちている方もいるかも知れません。
審査に関しては信用情報の重要性が高く、過去の返済実績も影響してきます。
ここでいう信用情報とは、信用情報機関で管理されている個人のクレジットやローンの取引履歴のことを指します。
信用情報機関で管理されている情報は、加盟している全ての会社で共有されており、銀行や消費者金融会社、クレジットカード会社などが審査の際に照会しています。
例えば、消費者金融A社の利用履歴も消費者金融B社は把握していることになります。
もちろん、取引の履歴だけでなく、現在の借入状況(借入件数や借入金額)、過去の返済滞納・延滞情報から債務整理・自己破産などの事故情報(金融事故)まで扱っています。
取引履歴とは異なりますが、金融機関が信用情報機関に照会した履歴も6ヶ月間は残るため、申込した履歴も把握されることになります。
つまり、短期間に多数の貸付業者に申込した場合、「この人はかなりお金に困っている人」と言ったマイナス情報(申し込みブラック)にもなりかねません。
何社にも同時に申込むことは審査の上ではイメージが良くないので最低6ヶ月は期間を開けるなど注意しましょう。
○総量規制の把握
貸金業法では総量規制と呼ばれる本人年収の1/3までしか借入できない制度が設けられています。
貸金業法は消費者金融を対象としているため、銀行法に基づいて貸付業務を行う銀行カードローンは総量規制対象外となります。
例えば、本人に収入のない専業主婦の方が、消費者金融に申込したところで、審査に通ることはありません。
年収0円の1/3は、利用限度額0円となりますよね。
なので、カードローン申込する際、自分に収入がないのであれば、銀行カードローンに申込むことが必須となります。
逆に、銀行カードローンで審査に落ち続けるということは、収入面以外でも何かマイナスの情報があるとも考えることができます。
○現在の借入残高
総量規制は、トータルの借入総額(キャッシング枠)が対象となるため、現在の借入額を把握しておくことが重要になります。
要は、すでに年収の1/3を借りている利用者が、新たに消費者金融に申込しても審査に落ちてしまいます。
○返済能力の有無
審査では収入面も重要で、アルバイト・パートや派遣社員・契約社員の方は、収入が安定しないこともあるので正社員の方に比べると審査に不利と言えます。
安定した高収入を得ており、他者からの借入や過去の返済滞納などが一度もない方であれば、審査落ちの確率はかなり少ないでしょう。
しかし、40代・50代の方で全くクレジットやローンの取引履歴がない(スーパーホワイト)状態は、かえって信用面でも怪しまれる可能性も無きにしも非ずです。
申込書に記載した個人情報の誤字・脱字、短い勤続年数、勤務先への在籍確認で不備があった場合なども審査に悪影響を与えます。
審査基準は各社で異なるので断言はできませんが、初めてのキャッシングであれば最初は希望額を小額にして申込むことも審査を有利に進めることができます。
念のため、お伝えしておくと、貸金業者も審査に落としたくて落としている訳ではありません。
キャッシング利用者からの返済利息で会社経営をしているので、むしろ、利用してほしいと思っているはずです。
個人信用情報機関に申請すれば、信用情報の情報開示も可能です。
もし、自身の信用情報に不安があれば、ぜひカードローン申込の前に試してみてください。